Saturday, December 4, 2021

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もう、沈黙はしない・・性虐待トラウマを超えて (日本語) オンデマンド (ペーパーバック) – 2018/6/25

女性学, セクシュアルハラスメント, 矢川 冬


もう、沈黙はしない・・性虐待トラウマを超えて (日本語) オンデマンド (ペーパーバック) – 2018/6/25の表紙

によって 矢川 冬

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「沈黙をやぶって」(1992年築地書館)に掲載されるはずだった原稿を、さまざまな妨害にあって取り下げた。第1章はその原稿「夜明けの沈黙」を大幅加筆修正したものである。実父からの性虐待が始まるきっかけとなった9歳の時のある性暴力事件があった。実父からわび状をとる38歳までのことが書かれている。筆者は実父の性虐待が始まった10歳で成長が止まり、身体的発達遅延と並行して情緒と言語に問題が発生する。実父による性虐待に加えて身体的トラウマが重なる。自身の体そのものがPTSDのトリガーとなり自殺未遂を繰り返すが、そのたび救ったのは怒りだった。「このままでは終わらせない」というその怒りは清く正義を主張する。うつ病をかかえながら難関大学を目指したのは、実父からの暴力を社会に訴えるためであった。当事者でなければ分からない後遺症の苦しみを知ってほしい。2章では、1992年から2018年までの闘いが書かれている。原稿取り下げの妨害理由は性虐待被害者にとって共通のものである。3章から6章は、結婚も子どもを持つことも諦めた筆者が戸籍名を変える10年にわたる闘いがつづられる。小西聖子医師による「PTSD鑑定書」、2002年に裁判で勝ち取った「性的虐待を事由にした戸籍名変更審判書」をほぼそのままの形で載せた。被害者のトラウマから発生する解離症状が次の性被害を呼び込む。性被害事件は、人のトラウマを食い物にする加害者がいるから発生するのだ。日本ではいまだに男女差別思想が、無意識に無批判に家庭内とメディアの中に漂っている。育て方という言葉では解決しない父親と母親の醸し出す雰囲気の中に男尊女卑がある。血肉となってしまった差別意識が会社内のセクハラを容認する。その風潮が電車内の痴漢、路上のレイプ事件につながることを知るべきである。1970年代~2000年にかけての日本の精神科治療と心理カウンセリングの状況も告発する。7章に描かれるシェルター創設は本の出版とともに悲願のひとつであった。本の出版とシェルター準備が同時進行している。8章では当事者が書いた17冊の本を紹介する。介護支援専門員の知識と経験から加害親の介護の義務はないと主張。本の収益はすべてシェルター運営に充てられる。ブログ「性虐待と闘う、矢川冬の場合」 「たたかう性的虐待サバイバー日誌」

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